トゥザヴィクトリー | |
生年月日 | 1996,2,22 |
性別 | 牝 |
毛色 | 鹿毛 |
生産地 | 北海道早来 |
生産者 | ノーザンファーム |
馬主 | 金子真人 |
調教師 | 池江泰郎 |
競争成績 | 中央19戦6勝 / 海外2戦0勝 |
GT勝ち鞍 | エリザベス女王杯 |
獲得賞金 | 616,646,900円 |
レース名 | 年月日 | 競馬場 | 格 | 人気 | 着順 | 騎手 | 距離 | 馬場 | タイム | 着差 | 1着(2着)馬 |
新馬 | 1998/12/13 | 阪神 | - | 1 | 1 | 幸 | T1600 | 良 | 1.39.1 | 1/2馬身 | (スピードマニア) |
福寿草特別 | 1999/1/10 | 京都 | 500 | 2 | 2 | 武豊 | T2000 | 良 | 2.02.2 | 2馬身 | スリリングサンデー |
つばき賞 | 1/30 | 京都 | 500 | 1 | 1 | 武豊 | T2000 | 良 | 2.02.0 | 3.1/2馬身 | (タヤスタモツ) |
アネモネS | 3/20 | 阪神 | OP | 1 | 3 | 武豊 | T1400 | 重 | 1.25.6 | 3馬身 | ハギノスプレンダー |
桜花賞 | 4/11 | 阪神 | GT | 5 | 3 | 幸 | T1600 | 良 | 1.35.9 | 2.1/2馬身 | プリモディーネ |
オークス | 5/30 | 東京 | GT | 1 | 2 | 武豊 | T2400 | 良 | 2.26.9 | 鼻 | ウメノファイバー |
ローズS | 9/26 | 阪神 | GU | 1 | 4 | 武豊 | T2000 | 良 | 2.01.0 | 1.1/4馬身 | ヒシピナクル |
秋華賞 | 10/24 | 京都 | GT | 1 | 13 | 武豊 | T2000 | 良 | 2.00.3 | 6馬身 | ブゼンキャンドル |
エプソムC | 2000/6/11 | 東京 | GV | 3 | 5 | 蛯名 | T1800 | 不良 | 1.50.1 | 3.3/4馬身 | アメリカンボス |
マーメイドS | 7/9 | 阪神 | GV | 1 | 2 | 幸 | T2000 | 良 | 1.59.1 | 1.1/2馬身 | フサイチエアデール |
クイーンS | 8/13 | 札幌 | GV | 1 | 1 | 藤田 | T1800 | 良 | 1.46.8 | 首 | (エイダイクイン) |
府中牝馬S | 10/15 | 東京 | GV | 1 | 1 | 四位 | T1800 | 良 | 1.48.3 | 4馬身 | (ハイフレンドコード) |
エリザベス女王杯 | 11/12 | 京都 | GT | 2 | 4 | 四位 | T2200 | 良 | 2.13.4 | 4馬身 | ファレノプシス |
阪神牝馬特別 | 12/17 | 阪神 | GU | 3 | 1 | 四位 | T1600 | 良 | 1.33.8 | 2.1/2馬身 | (タイキダイヤ) |
フェブラリーS | 2001/2/18 | 東京 | GT | 4 | 3 | 武豊 | D1600 | 良 | 1.35.8 | 1.1/4馬身 | ノボトゥルー |
ドバイワールドカップ | 3/24 | ナドアルシバ | GT | - | 2 | 武豊 | D2000 | 良 | 1.35.8 | 3馬身 | Captain Steve |
エリザベス女王杯 | 11/11 | 京都 | GT | 4 | 1 | 武豊 | T2200 | 良 | 2.11.2 | 鼻 | (ローズバド) |
ジャパンカップ | 11/25 | 東京 | GT | 11 | 14 | 四位 | T2400 | 良 | 2.30.5 | 大差 | ジャングルポケット |
有馬記念 | 12/23 | 中山 | GT | 6 | 3 | 武豊 | T2500 | 良 | 2.33.3 | 1.1/4馬身 | マンハッタンカフェ |
フェブラリーS | 2002/2/27 | 東京 | GT | 3 | 4 | 武豊 | D1600 | 良 | 1.35.5 | 2馬身 | アグネスデジタル |
ドバイワールドカップ | 3/24 | ナドアルシバ | GT | - | 11 | ペリエ | D2000 | 良 | 2.06.4 | 大差 | Street Cry |
サンデーサイレンス Sunday Silence 1986 / 青鹿毛 |
Halo 1969 / 黒鹿毛 |
Hail to Reason | Turn-to |
Nothirdchance | |||
Cosmah | Cosmic Bomb | ||
Almahmoud | |||
Wishing Well 1975 / 鹿毛 |
Understanding | Promised Land | |
Promised Land | |||
Mountain Flower | Montparnasse | ||
Edelweiss | |||
フェアリードール Fairy Doll 1991 / 栗毛 |
Nureyev 1977 / 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic |
Natalma | |||
Special | Forli | ||
Thong | |||
Dream Deal 1986 / 栗毛 |
Sharpen Up | Atan | |
Rocchetta | |||
Likely Exchange | Terrible Tiger | ||
Likely Swap |
トゥザヴィクトリー繁殖成績 (代表産駒) | ||
代表産駒 | 性 | 主な勝ち鞍等 |
- | - | - |
トゥザヴィクトリー兄弟 (代表兄弟) | ||
兄弟 | 性 | 主な勝ち鞍等 |
ビーポジティブ(全妹) | 牝 | クイーン賞(船橋・GV) |
サイレントディール(全弟) | 牡 | フェブラリーステークス(2着)・シンザン記念・武蔵野ステークス |
トゥザヴィクトリー |
490キロ前後と、牡馬並みの雄大な馬体で、デビュー前から評判の高かったトゥザヴィクトリー。新馬戦快勝後、2戦目の福寿草特別では2着に敗れましたが、後の菊花賞馬ナリタトップロードに先着。素質の片鱗をうかがわせました。 その後つばき賞を楽勝後、2着までに優先出走権があるアネモネステークスで桜花賞の権利を賭けて出走しますが、3着に敗戦。結果桜花賞には抽選で出走出来ましたが、武豊は出走が確実なフサイチエアデールに騎乗する事がすでに決まっており、幸英明と新馬戦以来のコンビで桜花賞に出走する事となりました。 単勝9.4倍。抽選での出走となったトゥザヴィクトリーですが、単勝一桁台の5番人気と評価が落ちる事はなくレースを迎えました。好位を追走したトゥザヴィクトリーは直線先頭に立ち、後続を引き離しにかかりましたが、フサイチエアデール、プリモディーネに差され3着。しかし当初から距離伸びてこそと思われていたトゥザヴィクトリーは、オークスの権利を得、余裕のローテーションでオークスへ向かいました。 桜花賞ではフサイチエアデールに騎乗した武豊が、このオークスではトゥザヴィクトリーを選び、ファンも1番人気に支持し、レースを迎えました。桜花賞同様、好位からレースを進めたトゥザヴィクトリーは、抑え切れない抜群の手応えで直線楽々先頭に立ち、一気に後続との差を広げていき、誰もがトゥザヴィクトリーの勝ちを確信しました。しかし残り100mで急に脚色が鈍ると、後ろから鋭い末脚でウメノファイバーが襲い掛かり、2頭が並んでゴール板を駆け抜けました。“ハナ差”。すぐそこまで手の届いたGTの称号は写真判定の末、トゥザヴィクトリーの手のひらからすり抜けました。 ひと夏を越して、ローズステークスから始動したトゥザヴィクトリー。断然人気に推されましたが4着敗戦。不安を抱えながら秋華賞へ向かいました。 秋華賞でも1番人気に支持されたトゥザヴィクトリー。いつも通り好位からの競馬となりましたが、ハイペースの中先行馬総崩れとなり、トゥザヴィクトリーもこのペースに巻き込まれ13着惨敗。立て直す為休養に入りました。 古馬になったトゥザヴィクトリーは、エプソムカップで復帰し、休養明け3戦目のクイーンステークスで重賞初制覇を上げると、続く府中牝馬ステークスは楽勝。重賞を連勝してエリザベス女王杯へ向かいました。 2番人気に推されたトゥザヴィクトリーは2番手を離して逃げましたが、直線に入ると一気に後続馬に飲み込まれ4着。またしてもGTには手が届きませんでした。 その後阪神牝馬特別で重賞3勝目を上げたトゥザヴィクトリー。しかし芝のGTでは詰めが甘いトゥザヴィクトリー。そこで陣営はフェブラリーステークスに出走させ、ダートに活躍の場を求めました。 初めてのダート戦がGT。あきらかに厳しいと思われましたが、4番人気に支持されレースを迎えました。トゥザヴィクトリーは初めてのダートでも戸惑う事なく、いつも通り好位から直線楽々先頭に立ちました。しかしダートでも詰めの甘さは解消されず、最後はノボトゥルー、ウイングアローに交わされ3着。しかしこの1戦で手応えを掴んだ陣営は、一気に世界へ、獲得賞金世界No.1のドバイワールドカップへの出走へ踏み切りました。 世界のダート王者が揃ったこのドバイワールドカップで、トゥザヴィクトリーは見せ場たっぷりの2着に入る大健闘。次走は芝、ダートどちらも視野に入れながらの帰国となりました。 ドバイワールドカップから半年以上空いた復帰初戦はエリザベス女王杯。大混戦の中僅差の4番人気で出走したトゥザヴィクトリー。レース前から騎乗する武豊は「秘策があります」と語り、そして武豊がとった作戦は後方待機。逃げ、あるいは好位からのレースで今までレースを進めてきたトゥザヴィクトリーですが、その詰めの甘さから中々GTを勝てず、その詰めの甘さを解消するため武豊らしい大胆な騎乗となりました。 4コーナーで10番手。いままでのトゥザヴィクトリーからは考えられない位置取りに場内がざわめきながら直線に向かいました。人気同様、直線に入ってもどの馬も抜け出せず、最後は5頭が並んでゴール板を駆け抜けました。その中にトゥザヴィクトリーも加わり、長い写真判定の末、「ハナ、ハナ、クビ、クビ」と、掲示板に上がり、その1番上にトゥザヴィクトリーの文字が点灯しました。「悲願のGT制覇」。武豊の大胆騎乗により、遂にGTのタイトルを手に入れたトゥザヴィクトリー。その後ジャパンカップでは14着に惨敗するものの、有馬記念では見せ場たっぷりの3着。年が明けフェブラリーステークス4着を挟み、ドバイワールドカップに2年連続出走となりましたが、最下位の11着に沈み、このドバイワールドカップを最後に現役を引退、繁殖生活に入ることとなりました。 素質の高さは周囲の誰もが認めていながら、気性的に中々結果を残せなかったトゥザヴィクトリー。しかし過去のサンデーサイレンス産駒の牝馬の中でも、能力は間違いなくトップクラス。もちろん産駒にかかる期待も並大抵ではありません。 |
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