タヤスツヨシ



タヤスツヨシ
生年月日 1992,4,26
性別
毛色 黒鹿毛
生産地 北海道千歳
生産者 社台ファーム
馬主 横瀬寛一
調教師 鶴留明雄
競争成績 13戦4勝
GT勝ち鞍 日本ダービー
獲得賞金 297,436,000円

レース名 年月日 競馬場 人気 着順 騎手 距離 馬場 タイム 着差 1着(2着)馬
新馬 1994/8/7 札幌 - 3 3 小谷内 T1200 1.12.5 6馬身 ブライトサンディー
新馬 8/14 札幌 - 2 3 小谷内 T1200 1.14.2 3馬身 マイネルノルデン
未勝利 9/25 中京 - 2 1 小島貞 T1700 稍重 1.46.2 5馬身 (ヤマニンライバル)
もみじS 10/8 阪神 OP 3 2 小島貞 T1600 1.35.7 1.1/4馬身 フジキセキ
エリカ賞 12/3 阪神 500 1 1 小島貞 T2000 2.04.2 3/4馬身 (エリモアメジスト)
ラジオたんぱ杯3歳S 12/24 阪神 GV 2 1 小島貞 T2000 R.2.03.4 (ナリタキングオー)
共同通信杯4歳S 1995/2/12 東京 GV 1 2 武豊 T1800 1.49.3 3馬身 ナリタキングオー
若葉S 3/18 中山 OP 1 5 小島貞 T2000 不良 2.09.9 11馬身 ジェニュイン
皐月賞 4/16 中山 GT 4 2 小島貞 T2000 稍重 2.02.6 ジェニュイン
日本ダービー 5/28 東京 GT 1 1 小島貞 T2400 2.27.3 1.1/2馬身 ジェニュイン
神戸新聞杯 9/17 京都 GU 1 5 小島貞 T2000 2.00.3 2.3/4馬身 タニノクリエイト
京都新聞杯 10/15 京都 GU 1 7 小島貞 T2200 2.12.1 4馬身 ナリタキングオー
菊花賞 11/5 京都 GT 5 6 小島貞 T3000 3.05.3 6馬身 マヤノトップガン

サンデーサイレンス

Sunday Silence


1986 / 青鹿毛
Halo

1969 / 黒鹿毛
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well

1975 / 鹿毛
Understanding Promised Land
Promised Land
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
マガロ

Magaro


1980 / 栗鹿毛
Caro

1967 / 芦毛
Fortino Grey Sovereign
Ranovalo
Chambord Chamossaire
Life Hill
Magic

1969 / 黒鹿毛
Buckpasser Tom Fool
Busanda
Aspidistra Better Self
Tilly Rose


タヤスツヨシ種牡馬成績 (代表産駒)
代表産駒 主な勝ち鞍等
Hollow Bullet ヴィクトリアオークス
ナスダックパワー ユニコーンステークス
ディーエスサンダー マーキュリーカップ
サンデーツヨシ サンタアニタトロフィー

タヤスツヨシ兄弟 (代表兄弟)
兄弟 主な勝ち鞍等
- - -

タヤスツヨシ

サンデーサイレンス初年度産駒のタヤスツヨシは、馬体、毛色など、父サンデーサイレンスとは似てなく、デビュー前から期待されていた同期のフジキセキジェニュインが父サンデーサイレンスと似ていた事からも、地味な印象は拭えませんでした。

新馬2戦で勝ちきれなかったタヤスツヨシは、3戦目の中京:芝:1700mでの未勝利戦を圧勝、続くもみじステークスで同じ父、同牧場出身のフジキセキと対戦し、フジキセキが馬なりで快勝、一方タヤスツヨシは出遅れ、直線でもふらつきながら走っており、フジキセキがすでに完成された競走馬なら、タヤスツヨシはまだまだこれからだという印象でした。

5戦目のエリカ賞でも出遅れ、最後方からの競馬でしたが、きっちり差し切り勝ちを決め、暮れのラジオたんぱ杯3歳ステークスに向かいました。ラジオたんぱ杯3歳ステークスでは人気こそナリタキングオーに譲り、タヤスツヨシ自身は再び出遅れと、厳しい競馬となりましたが、まくり気味に進出し、最後はナリタキングオーをハナ差捉え、重賞初制覇を飾りました。

3歳初戦は日本ダービーを視野に入れ、東京競馬場を1度経験さしておきたいという事から、共同通信杯を選択。しかしラジオたんぱ杯3歳ステークスで退けたナリタキングオーがマイペースで逃げ、3馬身離された2着に終わり、皐月賞までは間隔が空くという事から若葉ステークスから皐月賞へ向かう事となりました。

若葉ステークスでも1番人気に推されたタヤスツヨシですが、不良馬場、道中の不利と、不運が重なり、大きく離された5着に惨敗、不安を持ったまま皐月賞へ向かいました。

皐月賞では4番人気と評価を落としていたタヤスツヨシは、後方から鋭い末脚で追い込み、同じサンデーサイレンスを父に持つジェニュインに迫りましたが、クビ差届かず2着に終わりました。しかし、好位から理想的な競馬をしたジェニュインに対し、タヤスツヨシの末脚は、直線の長い東京競馬場でこそと思われる内容で、皐月賞が終わった時点でダービーはタヤスツヨシが1番人気になる事は確実でした。

そして予想通り1番人気で迎えられた日本ダービー。出てみないと分からないというスタートもうまく決まり、いつもより前、中段からの競馬となりました。中段からじっくりと我慢し、3コーナー過ぎからは直線で外を廻すため、わざと少し下げ、4コーナーでは外を廻って直線に入りました。直線に入ると前で粘る皐月賞馬ジェニュインの外を明らかに違う末脚で、並ぶ間もなく差し切り、2着争いを尻目に余裕の勝利。サンデーサイレンス産駒として初のダービー馬となりました。

ひと夏越して、秋は神戸新聞杯から始動、単勝1.3倍の断然人気でファンはダービー馬を迎えました。スタートも決まり、中段から競馬を進めたタヤスツヨシ。直線、ここからいつもの末脚を期待してたファンの期待とは裏腹に、タヤスツヨシはまったく伸びず5着敗戦。休み明けの影響か?次の京都新聞杯、ファンはそれでも単勝2.7倍の1番人気でタヤスツヨシの力を信じました。しかしまたしても直線に入ってまったく伸びてこないタヤスツヨシは7着に終わり、不安を抱えたまま菊花賞に向かいました。

秋2走の凡走から、さすがに単勝7.7倍の5番人気とダービー馬の評価は大きく下がりました。しかし1番人気ダンスパートナーが4.9倍、6番人気のオートマチックが単勝9.3倍と、6番人気までが単勝一桁台の大混戦の菊花賞となりました。

いつものようにほぼ最後方からレースを進めたタヤスツヨシは4コーナーからまくり気味に進出し、ダービー馬復活かと思われましたが、直線に入ると前2走同様まったく伸びず、結局勝ったマヤノトップガンから6馬身離された6着に終わり、ダービー馬の復権はならず、立て直しを図るため休養に入りました。

古馬になり産経大阪杯から始動予定だったタヤスツヨシは、追い切り後に屈腱炎を発症。そのままダービー馬は復活を果たせないままターフを去りました。


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