アドマイヤグルーヴ



アドマイヤグルーヴ
生年月日 2000,4,30
性別
毛色 鹿毛
生産地 北海道早来
生産者 ノーザンファーム
馬主 近藤利一
調教師 橋田満
競争成績 21戦8勝
GT勝ち鞍 エリザベス女王杯(2回)
獲得賞金 現役

レース名 年月日 競馬場 人気 着順 騎手 距離 馬場 タイム 着差 1着(2着)馬
新馬 2002/11/10 京都 - 1 1 武豊 T1800 1.51.8 1.1/2馬身 (エイシンイイデサン)
エリカ賞 12/7 阪神 500 1 1 武豊 T2000 2.03.0 1.1/2馬身 (テイエムガルチオー)
若葉S 2003/3/22 阪神 OP 1 1 武豊 T2000 2.03.1 (ビッグコング)
桜花賞 4/13 阪神 GT 1 3 武豊 T1600 1.34.2 2馬身 スティルインラブ
オークス 5/25 東京 GT 1 7 武豊 T2400 2.28.2 4.1/4馬身 スティルインラブ
ローズS 9/21 阪神 GU 2 1 武豊 T2000 2.01.5 1馬身 (ヤマカツリリー)
秋華賞 10/19 京都 GT 1 2 武豊 T2000 1.59.2 3/4馬身 スティルインラブ
エリザベス女王杯 11/16 京都 GT 2 1 武豊 T2200 2.11.8 スティルインラブ
産経大阪杯 2004/4/4 阪神 GU 3 7 武豊 T2000 稍重 2.00.1 3.1/4馬身 ネオユニヴァース
金鯱賞 5/29 中京 GU 4 5 武豊 T2000 1.58.1 4馬身 タップダンスシチー
マーメイドS 7/11 阪神 GV 1 1 武豊 T2000 2.00.0 3馬身 チアズメッセージ
京都大賞典 10/10 京都 GU 2 4 武豊 T2400 2.25.9 4.3/4馬身 ナリタセンチュリー
天皇賞(秋) 10/31 東京 GT 9 3 武豊 T2000 稍重 1.59.3 2.3/4馬身 ゼンノロブロイ
エリザベス女王杯 11/14 京都 GT 2 1 武豊 T2200 2.13.6 3/4馬身 (オースミハルカ)
産経大阪杯 2005/4/3 阪神 GU 2 4 武豊 T2000 1.59.4 2.3/4馬身 ダイワメジャー
天皇賞(春) 5/1 京都 GT 6 11 武豊 T3200 3.17.7 8馬身 スズカマンボ
金鯱賞 5/28 中京 GU 3 4 武豊 T2000 1.59.5 3.3/4馬身 タップダンスシチー
宝塚記念 6/26 阪神 GT 8 8 武豊 T2200 2.12.7 7馬身 スイープトウショウ
天皇賞(秋) 10/30 東京 GT 17 17 上村 T2000 2.01.1 6馬身 ヘヴンリーロマンス
エリザベス女王杯 11/13 京都 GT 4 3 上村 T2200 2.13.0 3馬身 スイープトウショウ
阪神牝馬ステークス 12/18 阪神 GU 2 1 武豊 T1600 1.34.5 1/2馬身 マイネサマンサ

サンデーサイレンス

Sunday Silence


1986 / 青鹿毛
Halo

1969 / 黒鹿毛
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well

1975 / 鹿毛
Understanding Promised Land
Promised Land
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
エアグルーヴ

1993 / 鹿毛
トニービン

Tony Bin

1983 / 鹿毛
Kampala Kalamoun
State Pension
Severn Bridge Hornbeam
Priddy Fair
ダイナカール

1980 / 鹿毛
Northern Taste Northern Dancer
Lady Victoria
シャダイフェザー Guersant
Peroxide


アドマイヤグルーヴ繁殖成績 (代表産駒)
代表産駒 主な勝ち鞍等
- - -

アドマイヤグルーヴ兄弟 (代表兄弟)
兄弟 主な勝ち鞍等
- - -

アドマイヤグルーヴ

母はエアグルーヴ、父はサンデーサイレンス。こんな夢のある配合から産まれたのがアドマイヤグルーヴでした。

単勝1.2倍。新馬戦から当然のように人気を背負って出走したアドマイヤグルーヴ。新馬戦、エリカ賞を快勝し、陣営が桜花賞の出走権を得るために選んだレースは皐月賞トライアル若葉ステークスでした。

勝たなければ桜花賞へは進めない。もし2着に敗れれば皐月賞へは出走できる。この時点で陣営は桜花賞だけでなく、皐月賞をも視野に入れていた事は間違いありません。

皐月賞を目指す牡馬達に混じっても単勝1.7倍、断然の1番人気に推されレースを向かえたアドマイヤグルーヴ。この若葉ステークスでは、圧倒的パフォーマンスを見せる事は出来ませんでしたが、なんとか勝利をものにし、皐月賞ではなく、桜花賞へ進む事となりました。

デビューから3戦3勝。牡馬相手に勝ってきたアドマイヤグルーヴ、「ものが違うのでは?」レース前からそんな声も聞かれる中、1番人気でアドマイヤグルーヴはゲートインしました。

しかし当初から不安視されていたスタートで躓き、痛恨の出遅れ。「終わった。。」この出遅れでアドマイヤグルーヴの桜花賞はほとんど終わっていました。しかしこの後見せたアドマイヤグルーヴのパフォーマンスに、ファンはオークスで再び1番人気でアドマイヤグルーヴを迎える事となります。大きく出遅れ、4コーナーでもまだまだ後ろ。ここからメンバー中唯一の34秒台の末脚で他馬を一気に交わして行き、3着でゴールしました。レースの上がりは35.5秒。アドマイヤグルーヴはそれより1秒早い、34.5秒の末脚で追い込んできたのです。この末脚ならと、誰もが思いオークスに向かいました。

オークスでは単勝1.7倍の断然人気で出走したアドマイヤグルーヴ。しかし桜花賞に続きまたしてもスタートで出遅れ、後方からの競馬となりました。しかし直線の長い東京競馬場でなら間に合う!そうファンも信じていましたが、桜花賞のような爆発的な末脚はまったく見られず、勝ったスティルインラブから4馬身以上離された7着に終わり、秋に向けて休養に入り、気性の成長が待たれました。

ひと夏を越して気性は成長したのか?半信半疑の中2番人気でローズステークスを迎えたアドマイヤグルーヴ。注目のスタートを互角に出ると、直線牝馬2冠のスティルインラブらをまったく問題にせず完勝。スティルインラブの牝馬3冠を阻止すべく秋華賞へ向かいました。

秋華賞で再び1番人気に支持されたアドマイヤグルーヴ。これで牝馬3冠すべてで1番人気に支持された事となりました。

スタートを互角に出たアドマイヤグルーヴは、スティルインラブをマークする形で進みましたが、勝負どころの4コーナーで少し置かれ、直線はメンバー最速の34.8秒の末脚でスティルインラブに迫りましたが、3/4馬身届かず、スティルインラブに牝馬3冠を許してしまう事となりました。

エリザベス女王杯には2頭揃って出走し、GTで初めてスティルインラブに1番人気を譲り、2番人気となったアドマイヤグルーヴ。しかし同じ相手に4度も負けられないと、武豊は必死の形相でアドマイヤグルーヴを追い、スティルインラブをハナ差、差しきり、GT初制覇。なんとか面目を保ちました。

年が明け、4歳初戦は牡馬の一流が揃う産経大阪杯から始動。しかし+18キロが影響したのか?力の差か?勝ったネオユニヴァースから3馬身以上離された7着に終わり、続く金鯨賞でも5着。やはり牡馬相手には通用しないのか?しかし次の牝馬限定のマーメイドステークスでは2着に3馬身差付ける圧勝。秋に再び牡馬に挑む事となりました。

秋初戦、京都大賞典では4着。やはり牡馬相手には通用しない。そんな空気が流れる中、陣営は天皇賞(秋)出走へ踏み切りました。母・エアグルーヴはこの天皇賞(秋)で、牡馬を蹴散らし、天皇賞馬の称号を得ました。親子制覇目指し、アドマイヤグルーヴは牡馬達に挑みました。

9番人気。厳しい現実を突きつけられたアドマイヤグルーヴ。しかし、いままで牡馬相手に歯が立たなかったアドマイヤグルーヴですが、3着に入る健闘で、再び評価を上げると、続くエリザベス女王杯で2連覇を成し遂げ、まだまだ戦えると感じた陣営は、現役続行を選択し、休養に入りました。

5歳になったアドマイヤグルーヴは、去年同様、産経大阪杯から始動し4着に敗れましたが、予定通り天皇賞(春)へ向かいました。

歴史に名を残したスティルインラブ。しかしファンの記憶に残ったのは間違いなくアドマイヤグルーヴだったのではないでしょうか。


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