マーベラスサンデー



マーベラスサンデー
生年月日 1992,5,31
性別
毛色 栃栗毛
生産地 北海道新冠
生産者 早田牧場新冠支場
馬主 笹原貞生
調教師 大沢真
競争成績 15戦10勝
GT勝ち鞍 宝塚記念
獲得賞金 606,865,000円

レース名 年月日 競馬場 人気 着順 騎手 距離 馬場 タイム 着差 1着(2着)馬
新馬 1995/2/4 京都 - 1 1 武豊 D1800 1.55.8 1.3/4馬身 (ヤグラグラビトン)
ゆきやなぎ賞 3/5 京都 500 1 1 武豊 T2000 2.02.6 (ダイタクサージャン)
明石特別 1996/4/13 阪神 900 1 4 武豊 T2000 2.01.5 2.1/2馬身 ミラーズエイト
鴨川特別賞 5/5 京都 900 1 1 武豊 T1800 稍重 1.48.1 5馬身 (ファーストソニア)
桶狭間特別 5/18 中京 1500 1 1 武豊 T1800 1.48.3 1/2馬身 (ニシノダイオー)
エプソムC 6/1 東京 GV 1 1 武豊 T1800 1.45.7 1/2馬身 (ユウセンショウ)
札幌記念 6/30 札幌 GV 1 1 武豊 T2000 稍重 2.01.6 (マイヨジョンヌ)
朝日チャレンジC 9/8 阪神 GV 1 1 武豊 T2000 1.59.5 3/4馬身 (スターマン)
京都大賞典 10/6 京都 GU 1 1 武豊 T2400 2.25.1 1/2馬身 (ミナモトマリノス)
天皇賞(秋) 10/27 東京 GT 2 4 武豊 T2000 1.58.9 3/4馬身 バブルガムフェロー
有馬記念 12/22 中山 GT 3 2 武豊 T2500 2.34.2 2.1/2馬身 サクラローレル
産経大阪杯 1997/3/30 阪神 GU 1 1 武豊 T2000 稍重 2.02.0 1.1/2馬身 (ユウトウセイ)
天皇賞(春) 4/27 京都 GT 3 3 武豊 T3200 3.14.7 1.3/4馬身 マヤノトップガン
宝塚記念 7/6 阪神 GT 1 1 武豊 T2200 2.11.9 バブルガムフェロー
有馬記念 12/21 中山 GT 1 2 武豊 T2500 2.34.8 シルクジャスティス

サンデーサイレンス

Sunday Silence


1986 / 青鹿毛
Halo

1969 / 黒鹿毛
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well

1975 / 鹿毛
Understanding Promised Land
Promised Land
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
モミジダンサー

Momigidanser


1980 / 栗毛
ヴァイスリーガル

Viceregal

1966 / 栗毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Victoria Regina Menetrier
Victoriana
モミジ

Momigi

1972 / 栗毛
Laugh Aloud Tom Fool
Gloria Nicky
Hold Me Close Northern Dancer
Sticky Case


マーベラスサンデー種牡馬成績 (代表産駒)
代表産駒 主な勝ち鞍等
シルクフェイマス 日経新春杯・京都記念
ラヴァリーフリッグ マリーンカップ
サンデーバニヤン 大井記念
サイレンスボーイ コーラルステークス(OP)・アンタレスS(2着)・武蔵野S(2着)

マーベラスサンデー兄弟 (代表兄弟)
兄弟 主な勝ち鞍等
- - -

マーベラスサンデー

“安定感”マーベラスサンデーを思い出す時まずこの言葉がうかびます。

デビューが3歳の2月と少し遅れ、それでも新馬、ゆきやなぎ賞(500万下)を連勝し、皐月賞には間に合わなくても、日本ダービーには間に合いそうでした。しかしゆきやなぎ賞後骨折、ダービーどころか長期休養に入る事となりました。

1年以上休養し、明石特別(900万下)で復帰したマーベラスサンデー。長期休養明けにもかかわらず、その素質の高さから1番人気に推されましたが、4着。しかし後方から伸びてきた末脚は本物であると思わせるレース内容でした。

休養明け2戦目の鴨川特別賞(900万下)を圧勝すると、続く桶狭間特別(1500万下)も快勝。そしてエプソムカップであっさり重賞初制覇。一気にマーベラスサンデーの名前を全国に知らしめました。

札幌記念、朝日チャレンジカップ、京都大賞典でも圧倒的1番人気に推され、その人気に応え、重賞4連勝を飾り、天皇賞(秋)に出走する事となったマーベラスサンデー。デビューから9戦いずれも1番人気に支持されていましたが、GT初挑戦の天皇賞(秋)では、サクラローレルに1番人気を譲り、マーベラスサンデーは2番人気でした。

初の強豪との対戦で、マーベラスサンデー自身よく走りましたが4着敗戦。しかし勝ったバブルガムフェローからは3/4馬身差と、まったく悲観する内容ではありませんでした。

そして暮れの有馬記念に向かい、結果勝ったサクラローレルから2馬身以上離された2着。この有馬記念に限れば勝ったサクラローレルの強さは桁違いで、仕方ない結果でもありました。

年が明け、天皇賞(春)に向けて産経大阪杯から始動したマーベラスサンデーは、このレースを快勝し予定通り天皇賞(春)に向かいました。

この年の天皇賞(春)はサクラローレルマヤノトップガンと共にマーベラスサンデー“3強”を形成し、マーベラスサンデーは1番人気サクラローレルをマークしてレースを進めましたが、結局最後までサクラローレルを交わせず、さらに“3強”の中では最も後ろにいたマヤノトップガンの強烈な末脚の前に一気に交わされ、3着。“3強”の中では1番距離に不安があるとされていましたが、その通りの結果となり、この2頭にはまだまだ敵わない事も証明する事となってしまいました。

そしてサクラローレルは海外に挑戦。マヤノトップガンは現役を引退。残されたマーベラスサンデーは宝塚記念に向かいました。

2強がいない中、当然のように1番人気に支持されたマーベラスサンデーは、1歳年下のサンデーサイレンス産駒で、去年天皇賞(秋)を制したバブルガムフェローと、直線激しい叩き合いを演じ、最後はクビ差抜け出し、GT初制覇を飾りました。しかし、GT制覇と引き換えにレース後、蹄骨骨折が判明、休養を余儀なくされました。

骨折で天皇賞(秋)、ジャパンカップには間に合いませんでしたが、順調に調教を重ね、暮れの有馬記念で半年振りに復帰したマーベラスサンデー。骨折休養明けにもかかわらず1番人気に支持されたマーベラスサンデー。武豊が、この秋天皇賞(秋)を制し、ジャパンカップでも2着に好走したエアグルーヴではなく、マーベラスサンデーに騎乗する事となったのもマーベラスサンデーの人気を後押ししました。

中段からレースを進めたマーベラスサンデーは、直線早目に先頭に立ったエアグルーヴをなんとか交わし、グランプリ連覇目前でしたが、外からシルクジャスティスの豪脚の前に先頭でゴールする事は出来ず、結局この有馬記念を最後に現役を引退、種牡馬入りする事となりました。

どんな状況でも力を出し切り、掲示板を外す事は1度もなく、勝つときでもたいして差を付けずに勝つ。インパクトという点ではその他のGTを勝ったサンデーサイレンス産駒には劣るかもしれない、しかし常に安定した走りをするマーベラスサンデーの評価が色褪せる事はありませんでした。それはデビューから15戦すべての手綱を取った武豊が1番分かっていたかもしれません。


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