スティルインラブ



スティルインラブ
生年月日 2000,5,2
性別
毛色 栗毛
生産地 北海道門別
生産者 下河辺牧場
馬主 (有)ノースヒルズマネジメント
調教師 松元省一
競争成績 16戦5勝
GT勝ち鞍 桜花賞・オークス・秋華賞
獲得賞金 現役

レース名 年月日 競馬場 人気 着順 騎手 距離 馬場 タイム 着差 1着(2着)馬
新馬 2002/11/30 阪神 - 1 1 T1400 1.22.2 3.1/2馬身 (キタノスザク)
紅梅S 2003/1/19 京都 OP 2 1 T1400 1.22.1 3/4馬身 (モンパルナス)
チューリップ賞 3/8 阪神 GV 1 2 T1600 稍重 1.36.0 オースミハルカ
桜花賞 4/13 阪神 GT 2 1 T1600 1.33.9 1.1/2馬身 (シーイズトウショウ)
オークス 5/25 東京 GT 2 1 T2400 2.27.5 1.1/4馬身 チューニー
ローズS 9/21 阪神 GU 1 5 T2000 2.02.0 3.1/4馬身 アドマイヤグルーヴ
秋華賞 10/19 京都 GT 2 1 T2000 1.59.1 3/4馬身 アドマイヤグルーヴ
エリザベス女王杯 11/16 京都 GT 1 2 T2200 2.11.8 アドマイヤグルーヴ
金鯱賞 2004/5/29 中京 GU 5 8 T2000 1.59.1 10馬身 タップダンスシチー
宝塚記念 6/27 阪神 GT 10 8 T2200 2.12.6 9馬身 タップダンスシチー
北九州記念 7/18 小倉 GV 4 12 T1800 1.45.3 7馬身 ダイタクバートラム
府中牝馬S 10/17 東京 GV 1 3 T1800 1.46.4 1.1/4馬身 オースミハルカ
エリザベス女王杯 11/14 京都 GT 3 9 T2200 2.14.3 4.1/4馬身 アドマイヤグルーヴ
金鯱賞 5/28 中京 GU 4 6 T2000 1.59.5 4馬身 タップダンスシチー
宝塚記念 6/26 阪神 GT 14 9 T2200 2.12.7 8馬身 スイープトウショウ
府中牝馬S 10/16 東京 GV 5 17 T1800 1.48.2 ヤマニンアラバスタ

サンデーサイレンス

Sunday Silence


1986 / 青鹿毛
Halo

1969 / 黒鹿毛
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well

1975 / 鹿毛
Understanding Promised Land
Promised Land
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
ブラダマンテ

Bradamante

1996 / 黒鹿毛
Roberto

1969 / 鹿毛
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Bramalea Nashua
Rarelea
Sulemeif

1980 / 栗毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Barely Even Creme Dela Creme
Dodge Me


スティルインラブ繁殖成績 (代表産駒)
代表産駒 主な勝ち鞍等
- - -

スティルインラブ兄弟 (代表兄弟)
兄弟 主な勝ち鞍等
ビッグバイアモン(半兄) ラジオたんぱ賞

スティルインラブ

「人気はアドマイヤグルーヴ。勝利はスティルインラブ」

新馬戦を快勝したスティルインラブは、2戦目の紅梅ステークス(OP)でデビュー2連勝を飾り、賞金的に桜花賞の出走権を確保し、チューリップ賞から桜花賞のローテーションを組みました。

チューリップ賞では、オースミハルカを最後まで交わす事は出来ませんでしたが、安定した末脚は魅力的でした。

そして迎えた桜花賞。1番人気はオークス、天皇賞(秋)を制し、牡馬相手にもまったく引きを取らなかったエアグルーヴを母にもち、同じサンデーサイレンス産駒のアドマイヤグルーヴスティルインラブは差のない2番人気でした。

好スタートから好位を追走したスティルインラブは、直線に入ると、一気に抜け出し、まったく危なげないレースぶりで余裕の1冠目、桜花賞を制しました。しかし出遅れ、ほぼ最後方からの競馬となったアドマイヤグルーヴの末脚は、直線の長い東京競馬場でならと、誰もが思い、オークスでも1番人気をアドマイヤグルーヴに譲る事となりました。

桜花賞で余裕の勝利を上げたにもかかわらず、人気ではアドマイヤグルーヴに離された2番人気に甘んじたスティルインラブ。しかし人気は譲っても、先頭でゴールを駆け抜けたのはスティルインラブでした。中段よりやや後ろからの競馬となったスティルインラブは、直線に入ると楽々抜け出し、あっさり2冠目のオークスも制し、秋の秋華賞で牝馬3冠を目指す為、休養に入りました。

秋はローズステークスから始動。初めてアドマイヤグルーヴを抑えて1番人気に支持されましたが、結果は勝ったアドマイヤグルーヴから3馬身以上離された5着、成長力の差か?この敗戦で秋華賞では再びアドマイヤグルーヴに人気を譲る事となりましたが、1986年、メジロラモーヌ以来18年ぶりの快挙を成し遂げる為、スティルインラブはレースに向かいました。

いつも通り中段からの競馬となったスティルインラブスティルインラブをマークするようにアドマイヤグルーヴが追走。直線に向かいました。先に抜け出したスティルインラブアドマイヤグルーヴが襲い掛かりましたが、最後までスティルインラブが凌ぎきり、18年ぶり史上2頭目の“牝馬3冠馬”の誕生となりました。

そして牝馬4冠を目指して、エリザベス女王杯に出走し、ファンは牝馬3冠馬に敬意を表し1番人気で迎え入れました。

3冠レース同様スティルインラブアドマイヤグルーヴよりも前でレースを進め、直線に入りました。先に抜け出すスティルインラブ、襲い掛かるアドマイヤグルーヴ。まるで秋華賞を見ているかのような同じ展開でしたが、3着以下はこの3歳2頭に離され、マッチレースとなり、2頭が並んでゴール板を駆け抜けました。写真判定の末、アドマイヤグルーヴの意地か?ハナ差アドマイヤグルーヴが差し切った所がゴールでした。

エリザベス女王杯2着後、休養に入ったスティルインラブは、金鯱賞で復帰しますが、牡馬相手に惨敗。その後もスティルインラブに陽が当たる事はなく、エリザベス女王杯で3歳3冠を争ったライバルアドマイヤグルーヴに4馬身離された9着に終わり、静かにターフを去りました。

すべて2番人気での3冠制覇。その安定したレースぶりから、インパクトではライバルのアドマイヤグルーヴに劣り、成長力でもアドマイヤグルーヴより劣った事は事実ですが、まぎれもなく牝馬3冠を制したのはスティルインラブで、歴史に名を残したのもスティルインラブでした。


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