マンハッタンカフェ | |
生年月日 | 1998,3,5 |
性別 | 牡 |
毛色 | 青鹿毛 |
生産地 | 北海道千歳 |
生産者 | 社台ファーム |
馬主 | 西川清 |
調教師 | 小島太 |
競争成績 | 中央11戦6勝 / 海外1戦0勝 |
GT勝ち鞍 | 菊花賞・有馬記念・天皇賞(春) |
獲得賞金 | 522,834,000円 |
レース名 | 年月日 | 競馬場 | 格 | 人気 | 着順 | 騎手 | 距離 | 馬場 | タイム | 着差 | 1着(2着)馬 |
新馬 | 2001/1/29 | 東京 | - | 2 | 3 | 蛯名 | T2000 | 重 | 2.06.5 | 1.1/4馬身 | トレジャー |
新馬 | 2/11 | 東京 | - | 1 | 1 | 蛯名 | T1800 | 良 | 1.49.8 | 1.3/4馬身 | (イサオヒート) |
弥生賞 | 3/4 | 中山 | GU | 5 | 4 | 蛯名 | T2000 | 不良 | 2.06.8 | 7馬身 | アグネスタキオン |
アザレア賞 | 4/7 | 阪神 | 500 | 2 | 11 | 河内 | T2000 | 良 | 2.03.7 | 7馬身 | シノグラフィー |
富良野特別 | 8/4 | 札幌 | 500 | 1 | 1 | 蛯名 | T2600 | 良 | 2.43.5 | 2馬身 | (シュプリンゲン) |
阿寒湖特別 | 8/26 | 札幌 | 1000 | 1 | 1 | 蛯名 | T2600 | 良 | 2.43.1 | 首 | (トーセンサンダー) |
セントライト記念 | 9/16 | 中山 | GU | 3 | 4 | 二本柳 | T2200 | 稍重 | 2.13.8 | 4.1/2馬身 | シンコウカリド |
菊花賞 | 10/21 | 京都 | GT | 6 | 1 | 蛯名 | T3000 | 良 | 3.07.2 | 1/2馬身 | (マイネルデスポット) |
有馬記念 | 12/23 | 中山 | GT | 3 | 1 | 蛯名 | T2500 | 良 | 2.33.1 | 1.1/4馬身 | (アメリカンボス) |
日経賞 | 2002/3/23 | 中山 | GT | 1 | 6 | 蛯名 | T2500 | 良 | 2.37.5 | 3.1/4馬身 | アクティブバイオ |
天皇賞(春) | 4/28 | 京都 | GT | 2 | 1 | 蛯名 | T3200 | 良 | 3.19.5 | 首 | (ジャングルポケット) |
凱旋門賞 | 10/6 | ロンシャン | GT | 6 | 13 | 蛯名 | T2400 | 良 | 2.29.7 | 18馬身 | Marienbard |
サンデーサイレンス Sunday Silence 1986 / 青鹿毛 |
Halo 1969 / 黒鹿毛 |
Hail to Reason | Turn-to |
Nothirdchance | |||
Cosmah | Cosmic Bomb | ||
Almahmoud | |||
Wishing Well 1975 / 鹿毛 |
Understanding | Promised Land | |
Promised Land | |||
Mountain Flower | Montparnasse | ||
Edelweiss | |||
サトルチェンジ Subtle Change 1988 / 黒鹿毛 |
Law Society 1982 /黒鹿毛 |
Alleged | Hoist the Flag |
Princess Pout | |||
Bold Bikini | Boldnesian | ||
Ran-Tan | |||
Santa Luciana 1973 / 黒鹿毛 |
Luciano | Henry the Seyenth | |
Light Arctic | |||
Suleika | Ticino | ||
Schwarzblaurot |
マンハッタンカフェ種牡馬成績 (代表産駒) | ||
代表産駒 | 性 | 主な勝ち鞍等 |
- | - | - |
マンハッタンカフェ兄弟 (代表兄弟) | ||
兄弟 | 性 | 主な勝ち鞍等 |
エアスマップ(半兄) | 牡 | オールカマー |
マンハッタンカフェ |
とにかくこの1998年産まれはサンデーサイレンス産駒以外にも素質馬が揃い、そして次々と故障を発症させ、ターフを去っていった不運な世代でもありました。その素質馬の中で、最も遅咲きの馬がマンハッタンカフェでした。 新馬戦でブライアンズタイム×名牝シンコウラブリイの子供で、デビュー前から期待されていたトレジャーの前に3着に敗れたマンハッタンカフェ。しかし折り返しの新馬戦を快勝し、その内容から陣営は弥生賞出走に踏み切りました。 この弥生賞では同じサンデーサイレンスを父にもち、デビューから2戦を圧倒的な力の違いで勝ってきたアグネスタキオンが出走するとあって、ほとんどの有力馬がこの弥生賞を皐月賞のステップには選ばず、僅か8頭立てでのレースとなりました。 「-20キロ」明らかに細く見えたマンハッタンカフェ。8頭中5番人気と評価が低かったのは、この「-20キロ」が少なからず影響していた事は確かですが、現時点ではアグネスタキオンと戦える力がなかった事も確かでした。結果勝ったアグネスタキオンから7馬身離された4着に終わり、次のアザレア賞(500万下)でもさらに「-16キロ」と、体調を戻す事は出来ず11着惨敗、立て直しを図ることとなりました。 真夏の札幌で復帰したマンハッタンカフェ。復帰初戦の富良野特別(500万下)では+46キロと馬体も戻り、続く阿寒湖特別(1000万下)と2600m戦を連勝、セントライト記念に出走する事となりました。 3番人気。まだまだマンハッタンカフェの評価も高くなく、結果も勝ったシンコウカリドから4馬身以上離された4着。賞金的に菊花賞に出走する事は出来ましたが、この結果で菊花賞ではさらに人気を落とす事となりました。 そして迎えたクラシック最終戦、菊花賞。1番人気は日本ダービーを快勝したジャングルポケット。マンハッタンカフェは6番人気と、伏兵の1頭にすぎませんでした。 例年通りスローペースで流れたこの年の菊花賞。中段からレースを進めたマンハッタンカフェは3コーナー過ぎから徐々に上がっていき、直線に向かいました。11番人気のマイネルデスポットがマイペースで楽に逃げた事から中々止まらず、上位人気馬が苦戦する中、マンハッタンカフェは弾けるような末脚で1歩1歩確実にマイネルデスポットを追い詰め、最後は力強く突き放し、一気に頂点に登りつめました。 この菊花賞をフロック視する声もありましたが、続く有馬記念でそんな声も封じ込める事となりました。現役最強馬テイエムオペラオー、そしてメイショウドトウに次ぐ3番人気に推されたマンハッタンカフェ。その1,2番人気を見るように後方からレースを進めたマンハッタンカフェは、直線に入ると、超スローペースで前を行くアメリカンボスと、トゥザヴィトリーを中々交わせない2頭を尻目に、マンハッタンカフェは、桁違いの末脚で前を行く馬達を一気に差し切り、GTを連勝、現役最強馬に引導を渡す形となりました。 古馬になったマンハッタンカフェは日経賞から始動。単勝1.2倍の支持を受けたマンハッタンカフェでしたが、後方のまま8頭立ての6着に惨敗。休み明けとはいえあまりにも不甲斐ない敗戦で、次の天皇賞(春)ではナリタトップロードに1番人気の座を奪われました。 しかし本番の天皇賞(春)ではきっちり巻き返し、最後はジャングルポケットに追い詰められましたが、GT3勝目を上げ、いよいよ秋は海外、凱旋門賞に挑む事となりました。 そして凱旋門賞にはぶっつけで出走する事となったマンハッタンカフェ。天皇賞(春)から約半年空きましたが、現地でじっくりと調整され不安はないと思われました。日本馬としては1999年のエルコンドルパサー以来の出走で、強豪が揃う中6番人気に支持され、無事に出走までこぎつけました。 マンハッタンカフェは4,5番手の好位を進み、直線に入りましたが、そこからまったく伸びず、大きく離された13着でゴールしました。力関係か?休み明けか?さまざまな思いが交差する中、レース後屈腱炎を発症していることが判明。そして引退。一気にGT3勝を手にしたマンハッタンカフェ。海外制覇の夢は産駒に託す事となりました。 結局素質馬が揃った1998年産まれの中で、最も遅咲きのマンハッタンカフェまでもが故障で引退。アグネスタキオン、ジャングルポケット、そしてマンハッタンカフェ。この3頭が府中の2400mのジャパンカップで対決するシーンを是非観てみたかった。子供たちがその夢を叶えてくれた時、この1998年産まれのNo.1が初めて決まるのかもしれません。 |
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